ダイエットの目標としてシンデレラ体重を掲げる方は多いのではないでしょうか。
なかには、シンデレラ体重よりもさらに細い体型を目指したい!っという方もいるはずですよね。
とはいえ、シンデレラ体重はかならずしも健康的とは限りません。むしろシンデレラ体重よりも軽いと、美容や健康トラブルだけでなく、病気になる危険性もでてきます。
本記事では、シンデレラ体重より軽いことで体への影響や負担と、健康的に痩せる方法をご紹介します。
シンデレラ体重より軽いのは痩せすぎ?
シンデレラ体重はBMIが18。160cmの身長であれば体重は46.1kgです。標準体重が56.3kgなので、およそ10kgも差があります。
筆者自身、20代のころは身長147cmで体重が35kgほどしかありませんでした。シンデレラ体重は38.8kgなので、それよりも軽くて体への負担も大きく、見た目もガリガリ。そのため、周りからは心配ばかりされていました。
このような実体験をふまえても、シンデレラ体重よりも軽いことはおすすめできません。さらにいうと、見た目だけの影響に止まりません。
もっと深刻なリスクもあります。
シンデレラ体重より軽いことによる体への影響や負担
シンデレラ体重より軽くなると体への負担は大きくなり、さまざまな悪影響を及ぼす恐れも。主なトラブルは以下の5つです。
- 生理不順や妊娠・出産
- 風邪を引きやすくなる
- 肌トラブルの原因にも
- 摂食障害になる恐れも
- 骨密度の低下
生理不順や妊娠・出産
過度なダイエットをすると、ホルモンバランスが乱れ、生理不順になったり妊娠しにくい体になったり出産時のリスクが高くなります。仮に妊娠したとしても痩せすぎていると、必要な栄養や血液が胎児に行きわたりません。
そうなると、低体重児が生まれるだけではなく最悪の場合、流産してしまう恐れもあります。生理がこなければ妊娠もしにくくなるので、生理不順になるまでのダイエットは危険です。
免疫力が低下する
必要な栄養素が足りないと免疫力がどんどん下がり、風邪を引きやすくなります。すぐに疲れやすくなったり、ウイルスなどを退治することができなくなったりと、健康を害することも。
筆者自身シンデレラ体重より軽いときは風邪だけでなく、インフルエンザにも毎年かかるほど体が弱かったです。仮にシンデレラ体重より軽くなったとしても、その代償に不健康になる可能性は高いでしょう。
肌トラブルの原因にも
栄養素はお肌にとっても重要なものです。ニキビだけでなくハリツヤも失われ、乾燥してしまうことも。
スキンケアだけではお肌を綺麗な状態に保つのは難しいので、栄養バランスを崩すダイエットは行わないように気をつけてください。
摂食障害になる恐れも
体重低下を実感できると嬉しくなります。その嬉しい気持ちから「もっと痩せたい!」と頑張りすぎると、摂食障害になる恐れも。
食べなければ痩せると思い、食事をしない生活を続けると胃腸機能が低下します。その結果、いざ食べようとしても胃が受けつけずに摂食障害になってしまうのです。
「ダイエット=食事をしない」という無理なダイエットはせず、栄養バランスや運動を取り入れましょう。
骨密度の低下
先ほど生理不順になるとお話ししましたが、女性ホルモンは骨にも影響を及ぼすことも。具体的には、閉経後に「骨粗鬆症」を発症する割合が高くなります。
骨粗鬆症になると咳をするだけで骨折したり、歩行するだけで足が痛んだりするので、生活に支障をきたすことも考えられるでしょう。
さらに、姿勢も悪くなったり、将来的に寝たきりになったりする可能性もあります。
このようにシンデレラ体重はリスクがあり、さらに軽いとなると危険。せっかく痩せても身体を壊してしまうと元も子もありませんよ。
結論、シンデレラ体重よりも痩せるのはNG。
次の章でより具体的に説明します!
シンデレラ体重より軽い体重は避けるべき
先述のとおり、シンデレラ体重より軽いとリスクは大きくなります。
なので、まずは健康的な身体を目指しましょう。
具体的にはBMIは18〜22の範囲内。シンデレラ体重がBMI18なので、少なくともシンデレラ体重よりも体重を増やしましょう!ということです。
1日三食しっかりと食べる
1日に1〜2食の場合、必要なエネルギーが摂取できないので、1日三食しっかりと食事を摂るようにしましょう。食事を摂らなければ脳もうまく働かず、仕事に支障をきたします。
また、空腹状態で食事をすると血糖値が乱高下し、食欲が増す原因に。そうなるとかえって脂肪がつきやすくなる可能性があります。
食事を朝昼晩の3回とることによって必要な栄養素を確保でき、血糖値も安定するでしょう。
栄養バランスを考える
バランスのよい食事は体を動かすエネルギーを作ったり、体の調子を整えることにつながります。特に気をつけて摂ってほしいのは以下の5大栄養素です。
- 糖質:ブドウ糖は脳にとって必要な身体を動かすエネルギー源
- タンパク質:筋肉や内臓、皮膚、爪、髪の毛などを作る。不足すると、基礎代謝が悪くなる
- 脂質:エネルギー源だけでなく、蓄える物質。細胞には欠かせない主成分
- ビタミン:体の調子を整える。脂溶性と水溶性の2つに分けられる
- ミネラル:体の調子を整える。骨や血液の元になる
5大栄養素は身体に必要な栄養素なので、バランスよく摂取するよう心がけましょう。
筋トレを並行する
食事制限だけでは筋肉量が減り、基礎代謝も下がってしまうので、代謝を上げて痩せやすい体質になるために筋トレも大切です。
筋肉は脂肪よりも重いので、体重が増加したと感じる人もいますが、引き締まったボディを作るためにも筋肉は必要不可欠といえるでしょう。
ちなみに、初心者でも自宅で簡単にできる筋トレもあります。
継続することが大切となるため、毎日少しずつでも筋トレを行っていきましょう。
まとめ
この記事では、シンデレラ体重より軽いと体への影響や負担と健康的に痩せる方法を解説しました。
シンデレラ体重より軽いと数字を見て嬉しくなると思いますが、さまざまな悪影響があります。
体重を落としすぎると、女性にとって妊娠・出産にかかわる大切なことにつながります。そのため、体重ではなく、健康体を優先してダイエットを行いましょう。目安はBMI18~22です!
投稿者プロフィール
- 沖縄在住のライター兼メンタルヘルス心理カウンセラー。女性らしいしなやかで引き締まったボディを手に入れるため、日々模索中。楽しみながら美しくなる方法をお伝えします✴︎
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